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『赤坂大歌舞伎』続き

二幕は商売に成功した太郎の屋敷で始まります。贅沢は出来ても2人の心は満たされません。太郎は幼なじみを妾にし、歌は本当に好きなのは兄だったと告白します。

でも、歌が太郎に“あなたとは上手くいかない”とダメ出ししたように、兄は一生側にいたいと恋する妹に同じ様にダメ出しをして、棄てられたと思った歌に目を切られ片目を失いました。

歌は兄とも太郎とも幸せを掴めず、幼なじみの大工の妻になるけど、ヤッパリダメでした。

七之助が演じる歌の女の強かさだけが目立つ舞台でした。

こうやって男は古今東西、美しい女に惑わされ振り回されて生きる様子が描かれていました。蓬莱の現代的なセリフにドキッとしました。特に歌の太郎に対するキツい言葉が印象的でした。

1人では生きていくのが寂しい!というだけで所帯を持たされる男の哀れさや可笑しさが中村勘三郎張りに演じられていればもっと泣き笑いが出来たかも…でも勘九郎七之助も頑張ってました。隣の女性が“分かり易いストーリーで面白かった”と言っていました。これからも父に負けずに新作歌舞伎を作って欲しいものです。蓬莱も初歌舞伎ながらシッカリ自分を出していました。そこそこ楽しめる舞台でした。